ツイッターで軽く呟こうと思ったら、思いのほか暑苦しくなりそうだったから書き残す。
近頃、智さんの表情がとてもとても柔らかいなと思うことがある。
いや、いつだって大野智といえばあのふにゃっとした笑顔がたまらなく愛おしいし、目を細めて眉間くしゃくしゃにして笑ったりするのは、この世の全ての幸福が舞い降りたような陽だまりを撒き散らすから、いつだって智さんの印象というのは「柔らかい」。
(が、多い)
けども。
24時間テレビだったり、VS嵐だったり、もちろん嵐にしやがれもだけれども。
ふいにみる表情が、とても素直な気がしてならない。
まるでこどものよう。
目の前の出来事‥例えば2020スタジアムで、他のメンバーのVTRを見るワイプでさえ。
うなずいたり、眉をあげて驚いたり、前のめりになったり。ほぉ〜って言ったんだろな、今って感嘆の声が聞こえそうに顔をほころばせていたり。
担当のフィルターがかかってるのは致し方ない。
ワイプでリアクションするのも仕事だといえばそうだろうけども。
長々推してきた身としては、リアクション芸というよりは、とても素直な大野智がそこにいる気がしてならなかった。
多分、彼を担当する人ならばおおよそ感じ取っていたんじゃないかと思うけども。
彼のもつ儚さや切なさ。
いつかいなくなるんだろうな‥という、キリキリしたような覚悟。
それを真綿で包み込んであんまり痛くないようにしてくれる、彼の優しさのようなものを。
奇しくも。
休止を発表して半年程過ぎた今。
あの切なさも儚さも、ずいぶん和らいだように思う。
近頃聴いた曲で、智のことを歌ってるように思えたものがある。
BUMP OF CHICKENの「流星の正体」
その歌詞に
いつも迷路 終わらないパレード
止まったら溺れる
ゴールなんてわからないままで
いつまで どこまで
ってのがあって。
休む、というタイムリミットが彼を救ってるのだろうなと。
いまもしかしたら、智さんは純粋に仕事を楽しめているのかもしれないって。
希望を込めてしまったりした。
私は、嵐が(特に智が)活動を「仕事」と呼ぶことに、ものすごい信頼をおいてる。
アイドルとは、80年代ほどじゃなくても、夢を売るものだから。
虚像世界だろうと擬似だろうと、作り上げた世界の中でのみ息をするもので。
ファンはその世界に溺れたいがために、アイドルを追う。
だから、何があってもその世界を壊すことはタブーだと。
他のグループがどのようなスタイルかわからんので、偏ってはいるけども。
嵐は生身の人間として、現実世界に存在してる。その上でやることは「仕事」と明言してる。我々は、仕事としてアイドルやってる、普通に生きてる人間ですよ。ってスタンスを崩さない。
但し預かった時間は、夢の世界に連れてくベく完璧な世界を作り上げるし、その対価としてお金もいただくし。
生き方そのものを見せて行くからには、最大限努力をするよって。
多分、アイドルやる上で一番難しい方法を取っている気がする。
だからこそ。
うだうだ迷ったり泣いたり疑ったりしても、
今、ファンの子として大事にされてるんだなと素直に思えてる。
智さんが2021以降、嵐という屋号を一旦肩から下ろした時に見える世界が期待で満ちているといいな、と思う。
ハチクロのはぐのように、いくらでも開けたい箱が広がった世界にいれるといいなと。
多分、いま彼は嵐の大野智を、心底味わっているのだろうな。
時折、はち切れそうなくらいの切なさに襲われたり、虚無感が沸き起こったりすることはあるけれども。
智が今の時間をしっかり味わって、休止までの時間を大切にしているのならば、それはとてもとてもありがたいことだと思う。
ふいに、「あ。なんだかんだいいながら、私は嵐を智を信頼してるんだわ」とすごい思った。
その信頼って「必ず復活するんだよね?」
って部分に置いたものではなくて。
うまく言えないけど、
多分、その一つ一つに置いて嘘がない、って言う信頼なのだと思う。
(100あることを100話してるとは思いませんし、その必要もないと思ってるけども)
よくわからなくなったけど
私は多分いま、嬉しいのだろうな。
智さんの表情が豊かで、そのどれもがとても素直だから。
あの、下唇を噛む顔を近頃しないから。
とても嬉しいのと、泣き笑いのような気持ちでホッとしているのだと思う。
以上