言葉が出なかった。
‥え?
ん?
ってただ涙が出る自分の、その理由を見つけられずにいるだけで。
なんで泣いてるのか、嬉しいのか感謝なのか、感動なのか謝罪なのか。
ハワイで涙する智さんに、翔さんがかけた言葉のような。
ただただ涙が出る。
ほんとそれ、だった。
ファンの子としても色々とあった。そのあと、「本人の言葉しか信じるに値しない」
「話してくれたことに、それ以上も以下もない」
と、自分の中では結論付けていたけども、智さんが「自分のことを人へ(ファンの子へ)語る」なんてことは、まぁ‥簡単に訪れはしないだろうと。どこかで、それにほっとしたり寂しく思ったりしていた。
だから、直近で言えば5×20のMVで涙腺は崩壊したし、voyage で時折見れた酔っぱらい智さんが、楽しそうにメンバーと話す姿に勝手に解釈をし続けてきた。
大野智は、ほんとに嵐大好きなんだな。と。
でも、大好きー!ってハッピーさだけじゃなくて。もっとこう‥ずしりと重たい。
もう、嘘はつきたくない。
いつか彼が言ったこの言葉は、今となってはパグの件を指してるように捉えていたのだけれど、多分本質は全然、違う。
1番最初にん?と驚きをもったのは、忍びの国の番宣だったVSだ。
天才じゃないんだよ。
と、答えたあのとき。
今思えば、話し合いが始まったその直前直後のこと。
それから、まさかこんな機会が来るとは思わずにいたから、voyage があってよかった。うん。
Ohno's diary通して、ほぼ酔っ払って語る場面ばかり。
そうでなければ、智さんの想いはこぼれ落ちなかったのかもしれない。
そのひとつひとつを、雑誌で見せる寝顔じゃなくていびきかいて雑魚寝しちゃう姿を、タバコ燻らせてジャニーさんの絵を見つめる背中を。
何にもできない、ただのファンのひとりだけど。守れるものなら守りたい。この人がただひたすらに注ぎ続けた愛を、護りたい。
なんて。
だって、誕生日が入所日が来るごとに「どうか、あなたらしく」と祈って来た。
もう何度も。
けれど、この2年私は「どうか。幸せでいて。」って、そればかり。
智さんが智さんらしくいる。
ただの大野智として、いる。
むき出しの大野智と、嵐が両立する夢のような世界を見てる。
あなたらしく、を見てる。
だからかもしれない。
この人がいかに、強いのか。いかに、嵐を守ろうとして来たのか。
思い起こせば、抱負は現状維持と健康だった。
睡眠大事だよ、とぽそりという人だった。
わかっていたはずだけど、今更染みた。
だって、ほんとうに“ずっと”じゃんか。
そんな人がジャニーさんを語る言葉は親愛のかたまりだったし、絵を描きながらたくさん会話したのだろうと思う。
死んでんじゃねぇよ、ほんとにバカ。
この言葉言えて、やっとお葬式が終わったのかもしれない。
Jと飲みながら、翔さんと話しながら、いつもファンの子へ向けてくれるよりも少しぶっきらぼうな物言いと、ふっと緩めた表情。
あぁ、もう。ほんとにこの人は‥大事で大事で、ただただそれだけなんだな。
でも。
ずっとずっと、孤独だったんだろうなと。
この世で、「嵐」は五人いる。
でも、嵐のリーダーはこの世に大野智1人だ。
国民的アイドルで、日本中、世界にも名を知られ、嵐に関わる仕事で生活する人たちが恐ろしい数いて、ファンクラブでさえめまい起こしそうなほどの人数がいて、それぞれ5人が五本柱で背中預けながら歩んできたとて。
智さんは、ずっと「ひとり」だったのだと思う。
だから。
相葉さんのその孤独を理解した言葉に、涙してたのだろうし、
「リーダーだからだよ」
と珍しいくらいに語気を強めたのだと思うと。
もうこれが全部だな、と。
責任感は、多分に彼を縛ったと思う。
だから生まれたんだろうな、bad boyは。
でも、その責任感は彼を支えたようにも、大きくしたようにも思う。
なんて、願望だろうか。
錦織さんに近づこうとした、めちゃくちゃやった20代の努力は、責任感だけじゃなくて、彼の中の“そうありたい”っていう楽しさとか目標もあったのだと思いたい。
今が愛おしい。
そう話す智さんの横顔が、綺麗だった。
そんなのずっと前から綺麗だし、大好きだし、この人以外にこんな好きでたまらん人なんか現れやしないって確信めいてるけど!でも。
なんかすごく綺麗でした。
綺麗でした。
私も今がとても愛おしいです。
今の智さんが、どれほどむき出しであって、嘘も虚栄もなく素直にそこにいてくれてる‥と言う奇跡も含めて。
そうあろうとする姿に、愛のかたまりを感じております。
今の智さんが、とても愛おしいです。
もうずっとずっと、あなたこそ幸せであれと祈って来たけど、多分それは尽きることはないでしょう。
一生もんよ?