でたよ。( ̄^ ̄)ゞ
もはや、ブログというか私のメモになりつつありますけども。
何度か話してますけど、ワタシ漫画好きなものでして。
結構、あれこれ手を出してるんですけども。
先日、不意にダーリンが「ずっと読みたいなぁと思ってたけど、出張先でたまたま寄ったらあったから。」と、買ってきたのがありました。
山下和美「ランド」です。
名前もコミックのタイトルも、わすれていたのですけど、表紙を見て不意に記憶が蘇りました。
獣の皮をかぶる子供のシーンを、かなり悩み抜きながら何度も書き直している場面を見たんだよね、そういうシーンを見たことがある、と言うと「その漫画だよ。」と。
なんだか、そういう偶然がワクワクしましてとりあえず一巻を読みました。
ら、ね?
これ、怖いくらいですよ。
今見えてるものが、ちょっと揺らぐ。
さぁ、土台は整った!って感じなんすけど。
何はともあれ。
ランドのざっくりした内容は、
山に囲まれた世界に住む人々。
山の向こうは「あの世」
人は50まで生き、50で「知命」で亡くなる。
東西南北には、四ツ神さまとよばれる神が、姿を現して見守り、数々のしきたりがある。
凶相の子は、贄として山に捨てる。
この世界を取り仕切るのは、平安時代のような服装で、獣の皮を被った人たち。
杏は、双子の姉を父親によって生贄にされたのですが生まれてすぐのことなので本人は知りません。
父親は子を捨てた後、目を石で潰してしまいます。捨てた子に「アン」と生かした子と同じ名をつけて。そこからお話が始まります。
こんな世界、お話の中のことなんですよね。
今では考えられないことで、昔々のお話で。
姥捨山とか、
諸岡大二郎というか、
犬夜叉というか。
昔にあったかもしれない、日本昔話の世界。
けども、冒頭の文章がやたらずっと尾を引きまして。
私がいてあなたがいる。
それしか実感として感じられない
まぁ、その実感すらも
本物かどうかは分からないのだが
この危うさよ。
信じているもの、ここにある「当然」が
果たして、それは本物かどうか。
「この世」っていうのはもしかすると、果てしなく狭い狭いものなのでは無いのか。
宇宙の果てについて考え始めた途方のなさ、みたいなものと近しいような気がしました。
冒頭の1ページがもたらしてる、背筋の上を爪が撫でるようなゾワつきは、一巻の最終見開きページで「あ‥。」と一気に目の前に降りてきます。
昔々のお話です。
遠い昔の出来事です。
じゃなかったのか、ってのはものすごい期待値でした。
よし。二巻買いに行こ。
以上
メモメモ。