ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

とっちら ジャポニズム “刀”の示すものは、sakura→僕らがつないでく

 
 
こそこそと、場面ごとに語りますけども。
 
 
オープニングのアニメがですね。
これまた美しくて。
 
スカイツリー?から5人が街を見下ろして、
刀が光り
 
ニノは戦場
 
智は刀鍛冶
 
相葉さんは竹取
 
翔さんは歌人(茶人?)
 
潤くんは殿
 
それぞれ、カラーが印象的に配置されていて、ほんと綺麗。
あと、やっぱり軸になっているのが“刀”。
 
これは、すごく暗喩的だなぁと。
アイテムとしては日本的で、でも海外認知の高いもの。
 
ちょっと気になって調べたのですけど、日本刀って存在が、もはや暗喩の塊で。
あの種類の、この部分が、あれを指している、みたいなのがてんこ盛りなんですが。
 
おそらくも少しシンプルかと。
 
この、刀。 
いわゆる武器ですよね。
つまり、個々が持つ武器。
それを、五人がどう使っているか。
と言うところなあのかなぁ、と。
 
 
ニノは戦いそのものの武器として、刀を刀としては使ってます。なんでしょね、真っ向勝負ってことかな。
けれど折れてしまってます。
きっと、一個一個に全力でぶつかってきたんだな、と。折れては作り、また折れるほどぶつかる。その繰り返しが、ニノの武器なのかも。
『おぬしは?』
 
 
智は刀鍛冶。
鍛錬を積んで積んで積んで。
より純粋な武器を作り上げるべく、自らを注ぎ込んで、不純物を取るべく硬い鋼を打って打って。
 
不思議ですよね。
研ぎ澄ますほどに、純粋になる。  
 
智にとっては、自分の中の武器を今よりも少しでも上へと、鍛えること。 
より、そのものを高めること。が、武器なのかな。
 
『何が見える?』 
 
相葉さんは竹取。 
この、相葉さんの部分が1番深い気がします。
 
赤ちゃん背負って、小刀?を手に。
 
竹はものすごく根が強くて、上へ上へと伸びる植物。けれど、茂りすぎると土地をダメにしちゃうんですよね。
たけのこ(赤ちゃん)が育つ土壌を作るためには、竹を間引かなくてはならなくて。
バランスですよね。
 
まるで武器なんて、手にしたこともないような優しい人が、子を背負い。
けど、小さな手のひらの中に収まる、しっかり切れ味のある武器。
敢えて後世のために間引いた自分を、世に役立つように作りかえる。
なんか、相葉さんそのものに思えてきました泣
 
『何を守る?』
 
 
翔さんは、おそらく歌人
紅葉したもみじが散る中、鯉が泳ぎ空は青。
水紋が揺れ、彼岸花。赤と青。
松が立派に枝を伸ばして、雅な景色。
お茶を手に、優雅に景色に眼を細める彼の武器は、言葉かと。
 
歌にする言葉を気持ちを、景色のなかに見て。
刀は、刃が見えず。鷹が爪隠すみたく。
赤く光り、そこにあると示すだけ。
そして、真っ赤な美しい彼岸花にも、周知の事実で毒があるんです。
『どうじゃ、美しかろう。』
 
 
 
 
潤くんは天守閣に。
紫の屋根の街。殿の着物も畳の縁さえも紫。
『いい町じゃろう。』
美しく整った、城下町。
武器は、立派な街を作り上げる統制力。創造力。
様々なところに眼を配り、作り上げる力。
街は人。そこに暮らす、喜怒哀楽。
それを、一心にあびながら、
『刃ではこの町は作れぬ。』
刀を仕舞う。
武力での統制ではなく。
 
 


『今をどう生きる?』 
 
 
この、それぞれの武器を持っての原点回帰を唱えることと言うのは、どれほどのものかと。
 
このあとの『sakura』となると、ちょっとまた歌詞がぐっときます。
 
いつか 僕らが世界を変えていくなら
またどこかで生まれてく
与えられた現在(いま)を 託された未来へ
そして 明日も何かを探し続けて
何度だって脱ぎ捨てる
始まりを告げて 
いつまでも いつまでも この心に響け
 
 
もはや、覚悟しかないですよね。
核としての、繋ぐ、受け継ぐ覚悟。
 
で。この流れは本編最後に、締めくくられて。
 
 
五人の挨拶のあと、『僕らがつないでく』。
この歌い出しを歌うJが、あまりに満ちた顔をしていて、それだけで胸にくるのですが、
 
いくつもの道で つないだ夢は
いつか希望の 光放つ
聞こえる 遥か 遠くのざわめき
感じて 未来へ進む We're walking on the road
 
5本の刀が、それぞれの武器として懐に収まっていった今。
その風を背負うのは自分たちだという、決心みたいなものが詰まっているようで。
 
 
僕らがつないでく、では、照明もすごくシンプルで。
360度ファンが、なんなら足元にもファンがいるムビステが、ゆっくりゆっくり下がるんですよね。
 
未来へこの道をつなぐ、と歌いながら後ろに下がるんすよ。
 
で、たどり着いたのは、上のホーにも下のホーにもファンがいるドームの真ん中で。
5人並んで、少し暗いくらいのスポットのみで。
ペンラが輝き、
 
いくつもの道で つないだ夢は
いつか希望の 光放つ
 
と、歌う。
 
Sakuraで、
この先に何があるの?
教えてよ。見に行くよ。
といって、
桜舞う風の中に飛び込んだ、5人が、
 
どこに続いてる? 風に問いかけても
どこにも 答えは無くて

 
と戸惑いながらも、
 
僕らがつないでいく”
風の中へ

 
と、歩んでく背中ってのはもう、涙腺崩壊しないわけがなくて。
 
(映像にはなかったのですが、どうやらニノの目がアップになってから)そこからまたアニメの世界に入る。
フラッシュバックのように。
 
自分たちが知らない時代にも、脈々と受け継がれてきたものが、今の自分たちを支えてる、なんて。
 
泣かないはずなくない?(ˊ̥̥̥̥̥ ³ ˋ̥̥̥̥̥)
 
 
刀、は刃物ですよ。
武器としても、美術品としても、日本の誇るもの。
 
それを一人一本携えていて、例えば、切ろうと思えば切れるんです。
刀ですから。
 
でもそれを振り回して、傷を残しあっても
 
どうじゃ美しかろう
と、呟けるような
町は作れぬ
 
だから、
 
何を見て、何を守るのか
 
と、戦い続けてきたのだなぁ。
で、その町をまた受け継ぎ守り、桜を咲かせようと、暴風雨起こしながら進むのだな、って。
 
 
やっぱりさ。 
 
泣かないはずなくない?(ˊ̥̥̥̥̥ ³ ˋ̥̥̥̥̥)
 
智が挨拶で言うんですよ。珍しく流暢に。
 
『受け継いでいっていいという、幸せ』
 
伝えたい事が、たくさん詰まってたんだろうなと、思いました。
 
 
 
はい。
昨日リピして3時だからね?
またきますーぅ←え。