あぶない夜会。
佐藤浩市に相談できるチャンスって、ものすごい運だよなぁ、って思いました。
役者、ってものに対しての『なんでピアス開けたんだ』ってまっすぐな指摘。
小澤さんも頷いてましたよね。
あれねぇ、すごいことだと思うんですよ。
(岡田さん娘さんに対しても)
ピアス開けたあとに役者目指したのか、
役者目指してからピアス開けたのか、
そりゃわかんないけど、今役者やってんのにピアス付けてるってことがもう問題なわけで。
目指すところへの姿勢を問う、ってのは一番根本の指摘ですよね。
それを教えてもらえる、しかも目指す世界の大御所に。
ものすごい運もってますよ、この伊達さん。
本当ならわざわざ、言わなくてもいいんですよ。
いくらロケとはいえ、適度な応援コメントでスルーする事もできるわけだし。
そうか、頑張れ。
自分の味だと思って、貫きゃなんとかなるさ。
みたいに。
わざわざ耳の痛いとこを言う、ってのがもう。
素晴らしいな、と。
その話をしてるときの、ワイプの翔さんが、怖いくらいの真剣な眼差し。
そうだよなぁ、ってなんか染み入りました。
翔さんはじめ、嵐もだけど、
目の前のことを一生懸命やる。
ってのは、簡単なことではないんですよね。
少しでも、まぁこのくらいでいいや、ってのがあると結果は悪くなかったにしてもステップは上がらないですよ。
誰より自分が、その程度を下げちゃうわけですから。上にはいかない。
そうならないように、120%の努力をし続けるってどれほどのことなんだろう。
しかも、グループである以上その肩には自分だけではなく、あと4人乗るわけですから。
5人とも4人と自分を背負うことの重責ったら、どれほどだろうかと。
誰より自分が自分の道で、誤魔化さない。
それわかってる人、実感してる人は、あの浩市さんの話で頷けるんだろうなぁ、と。
有吉さんも小澤さんも。何度も頷いてたな。
このどちらにも、翔さんが頷いてたのが印象的だったな。
Jがうざいくらい話したくなるのもわかるよ。
頑張りたい、と思うことに対して、
それは仕事だったり子育てだったり、趣味でもなんでも。
感覚でわかってるけど、感情が先走って言葉にならないことが日常山のようにあるんですよ。
一つの問題のなかには、いくつもの複合的要素があって。
その一つ一つ分解するには、感情だけでは追いつかないんですよね。
それこそ、精神論だけで指示する上司みたいなもので。気合いで乗り越えろ!って、全てを無視されても、ってのと。
自分の120%を、新しく目の前に現れたことへぶつけることの怖さ。
全力でぶつかって、それがうまくいかなかったらという怖さ。
だからこそ、不安の理由を一つ一つ紐解いて、120%の努力を向ける。
そんな途方もないことを、繰り返してきてくれたのか。16年。
そう思ったら、今も嵐があることを本当にありがとうと思わずにいられません。
信じてきたこの自分のために
夢重ねるみんなのために
感謝の言葉 for my family
“I believe” ただ力の限り
その焦りもいつかは糧に
この痛みも糧に
雨にも風にも負けずにあの痛みや焦り
この日のために
翔さんが込めるこの、普遍的なテーマ。もはや、サクラップといえば、とイコールが出来上がるくらいの言葉たちはやっぱり背筋を伸ばします。
だって、それを吐くその人の背景が、どれほどだろうかと微かながらでも垣間見るから。
だから、私も。
目の前のことに、少なくとも、まぁいっかで終わらせないように。
なんて、思ったのでした。