ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

とっちら 宮城ブラストを包む大きな手と、『これでよかった。』

 
 
書き足そうかと思ったのですが。
長くなりそうだから、こちらに。
 
 
 
宮城ブラスト。
時間の隙間をぬって見ました。
 
裏表紙のセトリ見て、
あ!チャプター2!ヾ(@^▽^@)ノこれこれ!これ見ないとなぁーむふふ~(´∀`)
お。そうだ、twoだわ!むほむほ。
 
とか思っとったんですけども。
 
ダメだわ。゚(T^T)゚。
 
過去、いろんなライブにも行きましたし、
お仕事が絡んでメモとる事もありましたし、
もちろん嵐のライブは、毎度驚かされたり感動したりもしてきましたけれど。
 
こんなに大きな手に包まれてるのを、
想いそのものがカタチになっているものを、
初めて見ました。
 
こないだのアリーナツアー発表でも思ったけども。
 
届け、届け、と願い続けてるのは、きっと嵐側なのかもしれない。
 
 
 
前向きな、明るい曲が並ぶ前半。
感謝カンゲキの合唱で、じんわり染みる想い。
この子達が、どれほどのものを背負ったのか。
それでも、ありがとうなんて歌える強さは、どこからくるんだろ。
 
Lala smile again
 
何度も後ろを振り返って、寄り添うように歌う五人が、なんか高校生達の背中支えてるようでした。
 
頑張れ。って
 
簡単には言うもんじゃない、と思ってたそんな言葉を、さらりと当たり前みたいに。
 
それから、何よりtwo終わりからの流れ。
 
 
時間が巻き戻って、『あの時』から少しずつ少しずつ、進んでくよう。
 
記憶を遡るようなダンスの後ろに流れているのは、不穏な音。
不安で怖くて仕方なくて、同じ場所を回ったり、進んだと思ったらまた戻ったり。

背中押されて、少し前にでるけど
芽吹く気持ちに、涙がまた落ちて
そしてまた戻る。
 
 
簡単には癒えない心そのもののようで、胸が痛くなりました。
 
そのあとのエンドレスゲーム。

もうね、ドラマ主題歌だとか。
そういう固定概念吹っ飛ばしましたよ。
 
歌詞1つ1つが、その曲のもつメッセージが、まるで対話するかのように並ぶから。
 
復興せねば、生きねばと急かされるように押されて、気持ちはそれに追いつかなくて。
抱え込む想いが、苦しくなる日もきっとあって

漠然とした夢を、精一杯抱え上げて踏ん張って。
時代とか社会とか。そんなものに乗っかってるだけじゃどうしようもなくて。

そんな風に、必死に立ってる残された人たちを、こっちだよって空から見守る星たちがいて。

その痛みも、ちゃんとわかってるよ?と包んでくれる手があって。

そんな星たちに、例えここに姿はなくとも『百年先も君は僕の全てさ』と、どうか伝われ、と願う想い。

体中で叫ぶ悲しみと、これで良いのかと迷う気持ちも精一杯に飲み込んで

涙の中にも、希望の炎があって。
 
光と影が寄り添いながらも、与えられた『現在』を託された未来に、優しさで繋ごうと。
 
そしたら、いつか。その花は咲いて。
いつか散る日まで、咲き誇る。
 
 
こんなにも、寄り添ったライブがあったかな。
こんなにも、伝えようとしたライブ、他にあるのかな。
 
もちろん受け取り方は様々だし、話聞いたらまるで違うように受け取ってるかもしれませんけどね?←
 
でも、私にはそう見えて。
震災の後、遺された方々の中には、亡くした方の霊を見たとの話がたえなかった、と聞いた事を思い出しました。
(twoが、その気持ちを歌ってるように思いましたよ)
 
そんなのも全部、受け止めるかのような。
大きな大きな手が、ひとめぼれスタジアムを包んでるような。
そう思えて、このあとのピカンチダブルも、とんでもなく染みました。
 
 
終わったはずの夢がまだ
僕らの背中にせまる
刻まれた思い出が、騒ぎ出す
限られた愛と時間を、両手に抱きしめる
せめて今日だけは、消えないで
 
 
 
震災を経験してもいないのに、わかった風な事を言うなと。
もちろんな意見もあると思うのです。
 
何がわかるんだ、と。
 
でも。
 
例えばこのブラストを通じて、私のようにその苦しみも辛さも知らない人たちが、その土地に足を運ぶこと。
そして、DVD越しとはいえその場に置かれた言葉や想いを感じること。
 
それが正解でなくとも、私はこう感じたよ、あの時から今まで、きっとこうやって必死に進んできたんだろう、と想像したんだよ。
 
って、誰かと話すことは‥
あっても良いんじゃないかな、と思います。
 
この入り口から、忘れないよう刻んでも。
 
だから、9月のライブが正月に発売になる事。
 
この早い動きは、きっと家族や友達たちと見て欲しかったからなんじゃないかなぁと、思うのです。
もちろん、大人の事情も絡んでただろうと思いますけど。
 
 
 
 
ペンライトを消して、
夜空に歌った『果てない空
 
 
なんだかね、ライブの間中漂ってた魂達がスーッと夜空に登って行ったかのようで。
 
祭り、ってそもそも慰霊や鎮魂のもの。
ジャポニズム的な思いが、落ちてた気がします
 
 
 
 
 
それからもう1つ。
 
 
最後の智さんの挨拶。
レポなどで知ってはいたんですけども。
 
いつもより低い声。
感情を抑えたように、嚙みしめる言葉。
 
言い終えて、頭を下げたまま、
気持ちを押し込むように、頷く。
 
きっとたくさんの人が、智さんに言ったでしょう。
 
本心も慰めも諦めも、いろんなものを混ぜていたでしょう。
 
で。遅ればせながら。
 
この宮城ブラストを見終えた、地方の一人のアラシックが夜中にもう一度言いますよ。
 
 
智さん。
 
そうする他、なかったかもしれないけど、
でも、これでよかった。
 
 
 
 
 
ユメニカケルが、あって良かった。
 
エナジーソングが、ちゃんとあの場を『お祭り』にして、あの場を締めた。
 
 
『嵐』があって良かった。
それを動かすのが、あの五人で良かった。
 
16アリーナツアーも、きっと『届け』を伝えに行くのだろうな。
 
タイムラグがあっても。
逃げようかと思ってましたけど、 
ここで受け止めて吐き出したいなと思います。
 
 
閉店のご挨拶から、何度もシャッターの開け閉め失礼。(;^ω^A
 
 
以上っ!