いつの言葉か、把握しておりませんけども。
Jの言葉で
「5人とも負けず嫌いだからメンバー全員いつも戦闘態勢ではあるんだよ。
でもみんなは見せないから、俺がその分
正面切って殺気立っていようかなって」
っていうのがですね。ずっと印象に残ってます。
戦闘態勢。
それをひしひしと感じるのが、山のソロ曲です。
このいざなうツアー。かなりの冒険が演出には織り込まれてると思うのです。
要所に散りばめながら、楽曲のアレンジもすごく多種多様。
アリーナクラスだからの、熱気みたいなものも感じます。 べっこべこの花道に、予算の少なさも感じます。
そんで!
いざなうの智さんといえば!
トプシの収録は06のAAAにもありますが、何はともあれこの時の智さんの、臨戦態勢はたまらんものがあります。
と、言わんばかりの勢い。
1つ1つの動きにある、力強さと“本気”。
飛び散る汗も、まるで演出かのような熱量があるんです。
多分。一言で表すとしたら、ガムシャラ、なんでしょうけども。同じくガムシャラな勢いのある『so-so-so』と比べると、キリキリとした、ナイフみたいな尖りや、触れたら怪我するぜ?的な、切っ先の鋭さがあるんですよね。
06のAAAでは、その部分はほんとに内に隠れていて。
同じ振りなのに、流線的でさえあって軽やかで。
なんならセクシーなんですよ。
経験が人を作る、と言いますけども。
ただ2年間で、振りに慣れたということを含めても04の嵐がどんな立場だったのか。
アジアツアーで披露したときとは、まるで違っただろうその時を思うと、ぐっと胸にきます。
同じく。
この曲に詰まってるであろう、翔さんの奥歯噛み締めてるような思いというのは、やっぱりここでは、ひたすらに矢となって飛んでます。
今ならまぁまずないだろうっていう、男前タンクトップ一枚のこの姿が、“体1つで戦う”と暗に示すようでもあります。
バックのダンサーたちは、迷彩姿ですからね。
単に翔さんが迷彩好きとか、それだけじゃなく。
もはや、翔さんにとってこの時期は戦争そのものだったんだろうと。
23歳ですよ。
大学出て、嵐も5年目。
から回る最初の5年、と翔さんが言うようにただひたすら状況を打破しようともがいた時期。
その手ごたえと、不安の天秤は翔さんにはどう映ったんだろうな。
花咲かす きちんと
一輪の
そんな風に言っていた、ナイフの上の人は、
ここから10年ほどたって、
咲いてる花たち 抱いてる
と、歌うようになってる。
なんですかね。
なんでしょうかね。
年取ると涙腺弱いからですかね。
足跡を、ふ、と追った時に溢れてくる強さは。
ありがとう、と思うんですよね。
と、言う記事です。
オチ、なし。
↑関西人失格。