こんな本がございまして。
これ、私の愛読書なんですけどね。
くまのプーさんのお話の中から、イーヨーとプーさんの、いわゆる名言を集めたもの。
2002年の本でしたよ。今は絶版みたいだけど、Amazonで中古はありました。60円でした。
(定価1050)
えぇ、えぇ。またもやプーさんの話ですとも。
ディズニーのプーさんのお話をあまり詳しく知らないんですけども、こちらのイーヨーは激しく後ろ向きのひねくれ者です。
目の奥が笑ってない、っていうか。
けどね、あの100エーカーの森の中で一番周りを見てるんですよ。
しょんぼりイーヨーより↓
なんだろな。ニノみたいだなーって思うんですよ。
ひねくれ者で、ちょっと斜めなことばかりで。
でも、そこにはハートがある、というか。
で、寂しいんだ、とか助けてくれ、とか言わないんですよ。
これ、イーヨーの家をプーさんが家とはおもわず、解体しちゃったんですよね。でもプーさんのことを、責めたりはしなくて。
あなたが家に見えなかったのなら、それは家ではなかったんだ、みたいなことをいうんです。
でも、本当はやっぱりちょっと困っていて、寂しくて。そんな本音。
そして、痛いとこを突いてくる、ロビンとイーヨーの会話。
その通りだよ、クリストファーロビン。
イーヨー寄りの私にも刺さりました。
さて。
プーさんは、ふわふわしたお方でしてね。
作中では、頭が良くない、と自他共に認めてるのだけど。
こういう、いきなり確信つくようなことを、ぼそりと言ったりするクマなんですよ。
なんでしょね。そういうところと、
こういう割り切り方が、智さんっぽいんですよね。
プーさんのすごいところは、【自分のことをよく分かってる】ってところなんですよ。
周りと比べないから、卑下もしないし、天狗にもならない。
ただ、自分そのまんま。
だから、動くのは自分基準のルール。
私がプーさんが好きなのも、智さんに落ちるのも、おそらく同じ理由なのじゃないのかなぁ。
イーヨー寄りの私には、プーさんのフラットさは眩しいんですよ。
で、そうでありたいと思う、光の部分。
プーさんにだって、その分の影はあるんです。
それはおそらく、こないだの記事にしたロビンとの最後の会話のところとか。
(悲くも、言い聞かせる)
ニノが智さんに、甘えちゃうのも【友達はニノ】だってくらい、昔々のことをちゃんと記憶してるのが。分かる気がするんですよ。
そう、これくらいの。
これくらいのが、きっといい。
イーヨーも、これくらいからなら外に出れる気がするんですよね。
さて。そろそろプーさんから脱出しなきゃなー