ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

とっちら マリオネットがもはや物語 智の舞は神事

いつか語らねばなるまい‥
と遠い目をしていた、つなぐに続くマリオネット。 
 
ジャポニズムで刀一つでよくわからん事をつらつらしてました安定の私ですので。
ああ、また始まったな。
くらいで、生暖かく頭撫でといてやってください。
 
 
嵐の嵐会見る限り、ご本人たちもだけど本来「パペット」と呼ぶようですけども。
今回は慣れた方で。
 
噂には聞いてました。
 
智のマリオネットダンスが半端ない。
 
と。
 
それを今回やっと正面から目の当たりにして、興奮が一通り過ぎ去ったあと。
 
これはもう、物語だわ。
 
って感嘆。
 
 
どこか暁チックだなと思ったのですよ。和の雰囲気というか、どこか祭事的なところが。
 
最初の感覚では、操られたマリオネットが赤いライトの中倒れたあたりから、
意志を持ち始めて抗って糸を自ら切り落とし人になって歩いてく‥ どこかピノキオを想像してたんですけども。
 
 
これ、違うわ。
 
 
最初に鼓動ふれてる。
 
マリオネットが人になるんじゃないわ。
最初から人なんだわ‥
 
となると、だんだん見えてくる操るものの手、顔、赤い目。
 
もちろん「つなぐ」へのシーンですから、忍びの国を想像しないわけではなくて。
 
だんだんと意識を揺さぶられ、虎狼が人になっていった無門の姿を象徴してるようにも思ったのですけども。
 
不思議なことに、マリオネットの智に無門を私は感じなかったんすよね。
 
むしろ、アイドル嵐、アイドル大野智 を揶揄してるようにも見えてしまったんすよ。
 
何かに操られ、身動きが取れず、
たしかに鼓動をもつ人であるはずなのに、一挙手一投足にまで糸(意図)が繋がってる。
それを自ら切り払って、歩いていく。
 
それを無題と冠したライブでやる。
これ、絶対なんかある。
なんかなかったらおかしい。
 
鳥肌が凄かった。
 
そもそもこのマリオネットが入る前に、
「つないで行こうよ、信じるままに」
って言葉がある。
 
観客はつなぐが来ると察してる中での、マリオネット。
 
たしかにここは智のターンだったな、とひしひし思う。
Jすごい。
 
つなぐ、を忍びの国の主題歌だよ!
から、嵐からのメッセージに置き換えちゃったよ。  しかも相当意味深に。
 
そう思って歌詞追ったら「未完」とsong for youとattack itをまとめて聴いたような気持ちになってくる。
 
振り向かずに生きてくだけ 
偽りだらけの浮世でも
この愛だけ信じていて
 
だもんよ。
 
 
そして、パペットからつなぐへの転換に、
足のアップで編集する人は、演出の意図をすごく理解してるんだろうなと思った。
 
 
(やっぱ色味が赤と青なんだなぁ‥)
 
なぜそこにそれがあるか、を考えないわけがないJがそれはちゃんと伝えてるんだろうなと。
 
 
 
あの押井守のお姉さまが、ツイッターで時折智を語ってらっしゃるんですがね。
 
 
その中で


 
智が踊ると、空気が動く。
 
とのいうのがありまして。
 
これを体感したときの感覚ってのは、やっぱり忘れられないんですよ。
 
そこで思い出したのが、かつてまごまご嵐で御神楽を智が舞った時のこと。
 
異様にしっくりくるんですよ。
 
踊るというより、舞うというのが智には合う気がする。
 
その要素が強いのが、私内ではこのマリオネット。暁、bad boy 、hung up on あたり。
 
するとやっぱりどこか祭事的なのかもしれないなぁ。と、まるで神を崇めるが如く崇高なもののように持ち上げてしまうけれど。
 
智って、これまたものすごい男臭いし、人間臭い。心を閉じないけど奥の方に開かずの扉がある。
 
隣にいるのに遠い。
遥か彼方なのに、そばにいる。
 
そんな存在だから、抗って糸切りはらって歩いてく姿に、物語と生身を感じてグッと来ちゃうっていう。好循環を産みました。
ちょっと怖いけど。
 
 
 
 
あ。あと。
 
私もこれは映像だったから良かったのだと思うよ、J。
糸の方が臨場感あったかもしれないけど、ドームで認識できる太さの糸となると、浮かぶのは綱引きのロープだし。
切り払って落ちるにもハラハラとはならんだろうし。
 
あとなにより。
 
姿のないバーチャルなものに縛られ、操られたマリオネットがなぎ払って歩き出すから「つなぐ」で見える無門の影を現代に持って来てるんだと思う。
 
大成功だぞ。J。