やっとゆっくり見ましたの。
3月のライオン 13話と14話。
あと、いじめをノックアウトのこの話をもとにした回を。
ひなちゃんは、本当に本当に強い子だと‥。
いや。慈愛に満ちた子なんだと。
いじめが一応の収束を経て、心のこもらない「ごめんなさい」で終わりを見せた時。
ひなちゃんは、
「許さなくてもいいですか?」
という。
でもそれは、自分が苦しい思いをしたことに対して、相手に罰をと言うことではなく、
苦しんで心を痛めた友達のために。
いじめの首謀者だった高城さんがね、
(シャフトさんパネェ!と思ったのが、この高城さんのシーンだった。とにかくモノクロなの。彼女の目に光がない。先生がもたれた椅子の音とか。)
思いやり、ってなんなんだろね。どうやったら育つのだろうね。
高城さんは、わたしには寂しいの塊に見えるけど、でもどうしてこうなっちゃったのだろう。
この前のシーンで、学校に呼び出された高城さんの母親が、娘のついた嘘を鵜呑みにして、うちの子は悪くないと、ひなたとあかりおねいちゃんに噛み付く場面があるのだけどね。
それに対してあかりさんが言う、「娘さんと会話なさってますか?」がねグサグサと刺さります。
高城さんも香子も、もっと違った方に進むことができたろうにと思うのは、多分ものすごい外からの俯瞰だからで。
わたしがこの子達の母親ならば、高城さんの母見たく必死に子供を信じようとしたかもしれんし、香子の母みたいに口を出せずにただただ、「いつも通り」を必死に保つかも知れない。
けどなぁ。と、反面教師にしてしまうのは、できれば我が子には心晴れる方へと思うからで。
自発的に得ようとしてないものに対して、やれやれと言われたところで疑問でしかないのは。
でも親としては、あらゆる可能性と選択肢を広げてやりたいと思うから、頑張れと言うのも。
きっとここのズレが「会話なさってますか?」なんだろうな。
けどね?高城さんよ。
君に言いたいのはだね?
保証もないのに、責任取ってくれないのに
とか、何言ってんだ。
保証のある未来があるかいな。
君の人生の責任を取るのはお前だよ。
責任を、取れる力の一つが学力であり、それからそう言う努力を重ねるうちに知るのが「人の思いやり」であり、その辺ひっくるめて思うことが「頑張ればいいことあるわ」って言う実感なんだよ。
と偉そうに説教垂れてやりたくなったけども。
近しい未来、リアルに考えねばならないことなんですよね。
うちも。
いじめをノックアウトの方でね?
先生がいいました。
学校や幼稚園で教わるでしょう
明るく
元気
友達たくさん
ではその逆は?
暗い
おとなしい
友達すくない
そんなにいけないことなんですかね?
と。
明るく元気に越したことはない。
友達が多い方が、経験値も増え思考の選択肢も増えるかも知れない。
暗くて大人しくて、友達すくないことでよりコアな付き合いができるかも知れない。より深く、人と触れ合えるかもしれない。
それはその人の望む生き方なだけであって、正しい方というのはあるわけではないもの。
うちのお子、わりとスルースキル高めではあります。
ただ、この先何が起こるかと思うと少し怖くなりもします。それが仇になりはしないかとか。
(LINEで絵文字がない返信をしたから、感じ悪いと仲間はずれにされたという話を聞いたりしましてね‥。)
ピカピカの一年生と
お年頃の女子。
できれば、何かあってもひなたのようにと。
難しいけどね。
それには、きっとあかりさんやおじいちゃんのように、お子と話しお子を知る事なのかも知れないですな。
ひなちゃんが、夏蜜柑を手にして陽だまりの中にいることにホッとしました。
高城さんが謝ったから終わったのではなく、
ちほちゃんが手紙をくれて、ひなたを友達だと、すごく会いたいと言えるまでになったことで、やっとひなたの中で、一区切りだったのだと。
零くんの言う、「何もできなかった」に本当に噛み付いて起こるひなちゃんに、泣けてしまった。
あなたの優しさにわたしは救われたのだ、と
伝え合う零くんとひなちゃんに。
以上っ