ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

挑戦の13巻 林田先生視点のあかり



でたよ(*・ε・*)←昨日ぶり。





いや、うっかりしてましたら3月のライオンの1年ぶりの新刊。13巻の発売日やないか。

完全コミックス派なので、あの、
えー!ここで!?フラグ立ったここで!?
っていう12巻の最後にやきもきしてましたので、こりゃこりゃもう。楽しみでした。







さて、こっから戯言(ネタバレ込み)ですよ。























しかし13巻。
これまた!いつも以上に濃い気がします。
滑川兄弟も、香子も、島田さんも。
とくに二階堂くんは‥怖いくらいフラグ立ってない‥か?
零くんが、君主人公だっけか?な立ち位置でしたけど笑

ここまでの、それぞれの日々を描き切れる羽海野チカ様々ですよ、ほんとうに。
以前読んだインタビューで、

登場人物の誰が主人公になっても大丈夫なくらいに、作り上げてある

という話があって。
だからこんなに、日常的で身近な非日常のバランスが作れるのかな、とわかったような事を思ったりしてましたが、今回改めて実感。

滑川兄弟の会話が、死神を人間にした
香子の遅すぎた懺悔は、子供を大人にした
二階堂の努力が光った瞬間は、零の驕りを削いだ

なんというか。
みんな生きてるんですよね。すげー血肉。

様々、ごちゃりたい所はあるんですけど、絞ってまず林田先生!!(´;ω;`)


こんな愛すべき人、なかなかいないのではないでしょか。
失恋フラグを必死で踏み潰しながら墓穴掘る。
そんな先生が愛おしいよ、もう。


今まで銀座のお店にいるあかりは
「いつもと違う、大人の女性」
っていう印象でして。

家事や育児三日月堂のことで、汗だくに働くあかりおねいちゃんが、ひとりの女性に変身する所‥のような。

けどそれはあかりより年下の、まだまだ子供な零くんが抱いた印象なんだなぁと、今更に。

今回の林田先生が見た銀座のあかりは、年相応に幼く頼りない女の子‥なんですよね。
むしろ毎日のあかりおねいちゃんの方が、必死に頑張ってる姿で。
ひとりの女の子としている姿の方が彼女だと。

零くんは、あかりが変身したと思い、
林田先生は、あかりが個に戻ったと思う


その差が印象的でした。

さらに、

零くんが見たあかりと、林田先生が見たあかりの絵柄が全然違うんですよ。
林田先生の回はあかりの仕草や表情が、モモやひなちゃんのように、幼い。
 
そっか、今読んでるこの場面は、私は林田先生の目であかりさんを見てるのか。

と、思うと小説のようなのめり込み方というか。
さらに一歩入り込む気がしました。

ひとりの女の子のキャラデザを、誰目線かで微妙に操る羽海野チカ万歳。ぱねぇ。



特にココ。

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何を飲むか、と尋ねられておしぼり渡されて。

でも、林田先生はあかりの顔見れてないんだな、と。

おしぼりの手元見るのが精一杯で。
で、島田さんがあかりの顔見て、スマートな注文をしてるところはまっすぐ見ちゃったりして。


敵わない
叶わない

を、林田先生の目線でゆっくり実感していく感じが妙に苦しいんですよ。ほんともう、なにこれ。゚(。ノω\。)゚。


当のあかりおねいちゃんは、となると、
やっぱりいつもの頑張り屋さん。で、眠る時とか色っぽい。

ほんとうはお父さんが大好きだったのに、最後の最後にその父を見限る決断をしたことは、あかりおねいちゃんの中でやっぱりすごく傷なのだな、と。

島田さんも林田先生も、あかりおねいちゃんの傷を手当てしてくれる人だとは思うのだけれども‥
野口先輩の見事な切れ味で、林田先生撃沈したから笑

なんというか。

あかりおねいちゃんの、ほんのりとした「ときめき」を守りたくなりますよ。

この子は幸せにならなきゃダメだ!
見たいな親心がムキムキ湧きます。


 






アニメも第二シーズンが始まりますね。
今回も主題歌にYUKI
しかも、このシーズンはひなのお話がメインですよね。

多分心臓痛くなると思うのだけども、お子と見たいなぁ‥って。



香子も高城さんも。
わからない
んですよね。

高城さんは自分が。
香子は零くんの背負ったものが。

香子が、後藤が奥さんが亡くなればもう自分とは会わないだろう、とわかるくらいの大人の女性になってやっと、あの時の零くんがどれだけ苦しかったかと想像できるようになったように。

いつか、高城さんが「理解」した時のことも見てみたいなぁ。

と思ったりするのは‥
親目線なのですかね‥




以上っ!


(また来ます。←_(┐「ε:)_)