翔さんの未発表曲の中で、あったかいなこれ、とおもうのが『どこにいても』です。
合作のようなので、翔さんとshinさんの2人のラップが交互にくる曲なのですが、なんというか。
じんわりするんですよね。
サンプリングしてるのは、嵐の『Love so sweet』です。で、ラップ部分はこの後『still‥』に使われてます。
翔さんのラップに込める言葉の芯は、割と変わらなくて。それ込みでサクラップっていう新しいジャンルのようにすら思うのですが。
この曲は、学生時代の些細な日々が、本当にアルバムをめくるみたいに綴られているんですよね。
ずっと仲の良い友達！ってわけではなくて。
もちろん、環境が変わるたびに付き合う人も変わる。
Stillでも使われてた、
あの日 君は僕になんて言ってたっけ...
なんて言ったってもう関係ないね
散々会って 段々分かって
なんて言ったってもう関係ないね
散々会って 段々分かって
季節迫り来て散々泣いて
君は君 夢 でっかく描いて
僕はここから成功を願ってる
｢待ってるだけじゃ明日はないから
動いた ここじゃ始まらないから｣
君は君 夢 でっかく描いて
僕はここから成功を願ってる
｢待ってるだけじゃ明日はないから
動いた ここじゃ始まらないから｣
この辺でもう、翔さんの“らしさ”は出まくってるんですけども、ただ仲良しでやってきた、ってことじゃないんですよね。
お互いに、納得いかないこともあっただろうし、だからこそ、分かり合えたこともあったろうし。
別れの季節に泣けるくらいの、積み重ねたものがあるんですよね。
夢を追った友達を、応援する為に書いた曲だけども、『頑張れ』とか『大丈夫だ』とかは一言もないのですよ。
ただ、今までの自分達のことを懐かしげに振り返りながら、
もう踏み出したのなら、“ココ”では何にも始まらないと、踏ん切りをつける姿。
それが本当に、THE なsho sakuraiなんですよね。
聞きながら、ふと思い出すのは自分の学生時代のことや、社会人生活を始めたばかりの頃の事。
安いチェーンの居酒屋で、男友達に女1人混ざって飲み明かしたな、とか。
ゼミをサボって、ファーストキッチンでお茶してた、とか。
そうだ！卒業旅行も女1人だった笑
文化祭で流れてたoasis。
マスタープランが出たところだった。
そういや、あのとき恥ずかしそうに他校の彼女を連れてきてた友人は、その子と結婚してすっかりパパだ。
みんなが就職決めてく中、ギリギリまで挑戦してたこと。それがダメだった時の脱力感。
上には上がいた。やっぱり準備の差はすごい。
月に一度は集まろうね！とみんなで言ってたのに、みんな環境が変わると会えなくなって。
誰かの結婚式でもなければ、全員揃わなくなったり。
かと思えば。疎遠になってしまったと思っていた人から、ものすごくあったかい手を伸ばされたり。
ぼんやり、と思い出しますよね。
たいしたことないような、のんびりした自分の日々にも。
あー、いろいろあったんだなぁ、って。
で。
『どこにいても』では、その『Still』の続きとも言える歌詞があります。
You say that 外野の声には目もくれず
一度見た夢なお捨てず
空いた心の穴埋めるかのように
僕らへその愛を向ける
一度見た夢、尚捨てず。
私は物書きになりたかったのですが、小説家になりたかったわけではなく。
情報を文字で伝える事を、“それは自分の言葉ではない”と、難癖つけて逃げてしまったもので。
だからでしょうね。
時々、ぽっかり空くんですよ。
それこそ、＋actの智さんのインタビューとか読むとね。
上甲さんとか、芳麗さんとか。
同年代くらいの方の活躍を知ると、も少し頑張ればよかったのかなぁ、ってたらればの話が浮かんだりするんです。
学生のころ、お世話になった先生は現役ライターさんで、いろいろ現場にも連れて行ってくれたのですけど。
やはり、実際の現場を見ると、レベルの差は当たり前で、その度に自信無くしてました。
後に、先生は言ったのですよ。
ライターは、名刺作れば今からでもなれる。
要はね、動くだけ。
残念なことに。
ひねくれ者の私は、“動けるほど自由がない私には、無理ってことか。”と、解釈してしまったのですよ。
な、もので。
時々、無性に聴きたくなるのですよね。
まるで翔さんに、背中押されてる気がします。
まだまだ！これからじゃないか、みたいな。
この曲の大部分が関西弁なのもね。
親近感です。
翔さん部分は違いますがε-(o´ω｀o)
なんかこういう、翔さんが自由に作る音楽を、また聴きたいなぁ。
きっと、今だからってものがたくさんあるはず。
あと、それから。
同じ時代に生まれ
出会ったことへの感謝をおくるで
あなたへ
ほんまありがとう
と、嵐さんにもだけども、こちらで一緒にバカやってくれる皆様にも。
思ってます、マジで。ヽ(*´з｀*)ﾉ
間も無く、今年も半分おわりますもんね。
やっておきたいと思うことは、まだまだこれから。
ペンの指す方向曲げへんねん
うん。闘志はとりあえず秘めておこう笑
