ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

とっちら やっと『Hip Pop boogie』そして翔さんの葛藤への答え。



またまーた、ぶつぶついいますよ( ̄▽+ ̄*)

まぁ、ここまで来たらね。需要の有無より、こう考えたってのを残したいなってね。


『COOL&SOUL』で、今から行くぞ―――!!!って、勢いをだんだん空に雲が覆って、大嵐が来る様子に重ね合わせていって‥

その二年後。
『HIP POPBoogie』ではどうなってるのか。



この曲がC&Sの続きだというのは、冒頭(歌詞にもない部分など)にその歌詞を引き継いで歌っているところからも感じとったのですが。
翔さんの「ペンの差す方向」も、同じように出てくるし、どうも翔さんの芯になってる想いというのは、やっぱり「そこ」なのかもしれないですね。

まぁ、勝手な解釈ですけどね?
読み込もうとすればするほど、翔さんの言葉に震えます。
(この、若干おふざけのような言い回しで、とんでもない宣言カマスあたり)

この正統派アイドルの仮面の後ろでのとんがり具合、まさにSHO SAKURAI ☆


ご存じかとは思いますけども。。歌詞はこちらに。


Hip Pop Boogie

Hey! Hey 俺ら嵐が来たぞ
簡単には手の届かない場所に、
攻防繰り広げながら

ちゃんと結果残してるけど、まだまだ好き勝手にいくよ。
だから聞いてて、あなたたちへのメッセージ(音楽)

ジャズもHIPHOPも丸ごと取り込んで、
これこそがみなさんご存知の「HIP POP」

(せいかーい☆)

それってもはや、“音と言葉つむぎ描く芸術”ですよ。

今までもこれからも、このメンツが作っていきますよ。

この五人で届けるぜ?(いえーい)
新たな歴史が始まるぞ。
世界は俺の。

時代も俺の。

なんなら未来も俺のもの。

アマテラスさんが、太陽照らすんだから。


大卒のアイドルが、トップに立つよ。
マイクとペンで、トップに立ってやる。
HIPPOPの調べで。そうだ、もう一生ステージの上だよ。

道なき道を歩いて、
考え曲げてまで誰かについてはいかないし、
ただ、自分のペースで。
いまなら言えるんだ。
だって、これまで頑張ってきた種たちが、花開き始めてるから。


これからの誰かさんも、いままでのみなさんもみててよ
今、やっと俺の時代がここに来た
マイクくれ!
ペンをくれ!
マイクとペンで世界中をワクワクさせるよ


こんなにゆっくりだったけど
こんな俺らだけど、
それでもいいんだって言ってくれるんだね。
こんな景色みられるとは、こんな…こんなところまで来てたなんて。思ってなかったんだよ

この広い広い先には何が広がってるんだろう。
道はないけど、作ればいい。
その先がたとえ、どうなっていたとしても。

それこそが最初の開拓者
きっと笑うぜ?最後にはね。

お飾りでは終わらせないよ。
周りのうるさい人たちも、周りを大興奮させるアイドルには黙り込むだろう。
そう。だって、俺らは最先端のポップスター☆

多分この先は、戻れない一方通行。
悪いけど、先に行くからね。
(はーい、集まれ―☆)
全国のあらゆる神様、
そのすべてにも宿ってくそんな神様の子なんだ。
人の上に人を作らないというのなら、
その神の地は俺が頂く。
「しばらくしたら…」
とかの先延ばしじゃなくてさ。
とにかく、今!!何をするかでしか変わらないんだよ。

どうしたっていうの?
なんか違うと思わない?
どう思うよ。
あんな大人が、お互い罵りあってんだよ。
そんなの俺らは見たくないよ。

そうなりゃもう、俺がやってやるしかないでしょ!
本業の方たちは、顔しかめるかもしれないけどさ。

温室で育った雑草が、マイクもって歌うよ。RAPの歌を
だって、「俺に人生こそが、俺からのメッセージ」



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長々と書きましたけども。
『ANTI~』の時との差を思うと、翔さんの葛藤が見える気がします。
あのころは、ラップ=hip-hopで、その世界に戦いを挑もうとしていて。
もちろん、本業でラップやってる人たちからしたら、アイドルの片手間に「ちょっと悪い」世界を邪魔されたくない、って思いもあったのかもな。

(何を本気でやっても『片手間』とか言われてしまいがちな事にも、いい思いはしてないだろうし。)


「東京生まれHIPHOP育ち 悪そうなやつらだいたい友達」の世界ですもんね。

そこから、一線引いたこの曲は、翔さんの「姿勢」がしっかり宣言されてる気がします。


いろんな音楽を取り込んで、最先端で音楽やってんだ

もはや音と言葉で作り上げてる「芸術」だ。
と、自分のやってるものは、いい大人がお互いを罵り合ってるような音楽とは違うんだよ。
って、言い放ってるんですよね。

もはや、ごちゃごちゃ言ってきてもお前らただの「外野」だと。
真っ向から噛みつく事すらしない。

すごいな、と単純に思いますよね。
4年の間に、進むべき道と覚悟をちゃんと自分の中に飲み込んで。


それから、翔さんの「慶応への愛情」はとんでもないもんがありますね。
私、そこまで母校への執着はないですよ。
母校がなくなるというときにすら、「あぁ、寂しいねぇ」で終わった人ですから。

ただ、ジャニーズに入って一変した周辺がある中で、変わらず付き合ってきた友人、学校というのは、素の櫻井翔にとったら、すべて、だったのかもしれないですね。

慶応のマークのもとになっている「ペンは剣よりも強し」。
それから、慶応創設者の福沢諭吉の言葉「天は人の上に人を作らず」。

それをもじって、ペンとマイクで、神様の地にまで上り詰めてやるって宣言。

そうやって進む自分の人生こそが、あなた方へのメッセージですよ。


はぁーーーーーーーーーーーーーーー(´□`。)(´□`。)


何なんでしょうね、このTHEな感じ。たまらん。

温室の雑草→恵まれた環境の中にいるのに、手を掛けられない存在、がマイク一本で、上り詰めてやるって、その「まぁ、見とけよ」感が、わさわさとあふれてて。

まるで、ニヤッと片頬あげる翔さんがみえるようです。



さて。この顔をしかめる本業の方たち、のなかで唯一この曲に返答してる人がいます。
知ってる人も多いでしょうが神門、というラッパー。
彼から、翔さんへの返答であるのが「S.Sさん」って曲です。

この中で、神門さんは、「二月、友達の家で鍋やってるときに見た」とこの曲を聴いた感想を曲にしてくれています。
んー今一つ、と、言いながらも「急ぐぞ」「一方通行」の韻好き、ライムの真髄、と言ってくれたり。
そして、ダントツあなたは日本で一番人を呼べるMCです、と受け入れてくれてます。

更に。

普通はその状況に満足するけど、あなたの場合はたぶん逆だろう、
ラッパーとして越えたい人より人を呼べてしまうことを歯痒く思っているだろう


「分かる奴にはわかる」と逃げず、輪が違うなんて言い訳せず、あなたの世界のこともわかりたい

と、翔さんの事を認めながらも、あくまで「HIPPOPだ!」と貫こうとする翔さんに、
それは逃げてる部分でもあるんだよ、と諭すように。

翔さんが「外野」として、向かうことを辞めた先の人が、
アイドルのラップ、に興味を持って翔さんの言葉と「会話」した。
そのことは翔さんにとっても、ものすごい励みだったのだと思います。

「あなた名義での一枚 やばいラップアルバムを出してください」

そんな風に、締めくくるこの「s.sさん」。
翔さんには間違いなく届いてるでしょう。
2011年のBWツアーで、その片鱗が見えたと知って、なんかじんわり来ました。
MCで語ったそうです。

好きなラップの曲に「素晴らしき世界」というのがある。
その歌詞には、「この曲を分かり合える世界は素晴らしい」とかいてあって・・・


「素晴らしき世界」は神門さんの曲です。
神門 「素晴らしき世界」 
曲中で、神門さんはまるで翔さんの葛藤の答えかのようなことを言ってます。

これを聞くと、翔さんが「HOP」とか「POP」と頑なに線を引いて、
これが俺の行く道なんだから、黙ってな!!って言うのは、もしかしたら
ほら違うものでしょう?だからお願い。もう何も言わないでくれよ。って、
唇噛み締めてたのかもしれない。

それもこれも。
翔さんがパイオニアだったからこそなのではないのかなと思うのです。

それでも。
終身雇用。
どうかそれを祈りたいと思うのは、わがままでしょうかね。


“音と言葉つむぎ描く芸術”


まさに、だと思っていますよ。
どうかそれを体現してく翔さんを、嵐を、見ていきたいなと思うのですよね。

できれば。