ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

想っていていいと言われたもんだから。

 

 

こんな未来がくると、あの時の私は想像もしてなかった。

 

ライブレポを漁るのも、かれこれ48回を越えた。

もちろん、140字のレポに正誤があるのくらい分かってる。しかもそこに感情がのる。

その時点でレポというより、主観的な話題であることぐらいは理解してる。

 

でもよ。

それでもよ。

 

私は初めて、レポで泣いた。

(自分で聞いたわけではないので詳細は書かないけども。)

 

 

智が「ファンの子」って呼ぶのが好きだ。

そう呼びかけられるのがものっそい好きだ。

お互いいい年になってきてるけど、ファンの子って呼ばれると、大泉洋氏が僕の子猫ちゃんっていったり、及川ミッチーがベイベーたち!と呼ぶのと同じような「俺の子」感を受け取ってしまう。(妄想承知)

 

だから智が、ライブで直接「ファンの子」に「想っていて」といってくれたと言うことに私は震えて震えてしかたなかった。

 

 

休止の発表の後、意見や思いは人それぞれにあると思う。

その中で私が思ったのは、とにもかくにも「ごめんなさい」だった。

好きでいるが故に、ここまで引き留め続けてたのかもしれない。何かを望むと言うことは、彼の我慢の上で成り立つのでは。つまりはひたすらに何かを犠牲にし続けていたのだろうかと。

変な話、魔王で本格的に沼にドボンとした身なので、どこかで成瀬さんを智にみていたのかもしらん。

成瀬さんに大野智を感じることはなったというのに。

 

だからかなぁ。

許してくれるの……?

って震えが来た。

 

休止以降、彼の自由を思えば好きだということも憚れるのかと勝手に耐える準備をしていたから。

不意に降りてきた「適度に応援してくれないと太る」(要約)なんてのは、そんな準備を吹っ飛ばし、休止?あぁ?それがなんだ!好きなものは好きなんだ!と、ただひたすらに大野智のファンの子なんですと大声で言い放ってもいいって言う。(そこまで言ってないと思うけど)

無期限のクラウチングスタートへの覚悟だったのに、突然ピストルが鳴ってしまった。

 

あ。

私、智を好きでいていいのか。

好きだーって言っていいのか。

 

あなたのお芝居みたいです、とか。

歌や踊りがみたいです、とか。

いつかあなたのディナーショーに仲間で行きたいの、とか。

 

そんな望みを口にしてもいいんだっていう。

 

心の中は大暴れだったけど、実際には静かな喜びだった。

静かな静かな。けど、狂おしいような。

 

智は38歳の男で、キャリアも充分な大人だ。

いくら彼が庇護欲かき立てられる存在とはいえ、彼の判断で彼の人生の取捨選択をするだろうし、ファンの子のことを考えながらも彼のための選択をしていくだろうと思う。

そうであって欲しい。

だからごめんなさいなんて、彼を舐めとんか?な気持ちになる時もある。

私のその辺の感情は、雨避けワイパー並に左右に振れる。

 

だからこそ。

 

その根っこにある「応援していい」というのは、ただただ私を許した。

智の言葉は、私を許した。

 

 

不思議なのか、だからこそなのか。

 

オトノハもだ。

 

オブラートを溶かした翔さんの言葉たちは、確かに熱量を持って目の前に翔さんがいた。

 

休止1年前になって、嵐を守るためのガッチガチのガードが柔らかくなっている気がする。

セキュリティとかそういうのではなくて。

使う言葉や話題に。

 

山担として言わせてもらえば、天神祭りのEverythingを何度聞いたとおもってんだ。

ちょっとずつズレてくるシチュエーションの説明に何度セルフツッコミ入れながら聞いてきたと。

前に大阪でぇ、なんて話始めたらもう定番のネタにオチをワクワクして待つ吉本新喜劇を見てるかのような期待値と、それそれ!な納得を繰り返してきたんやで。

それくらい、話す内容の幅も使う言葉の選択も、定型であったのに。

 

え!それ知らない!な話題がこぼれてきたり。

俺のファンへと翔さんが話したり、

(いや、ものすごいことや。翔さんが俺のファンへなんて)

ファンの子に想っていてと智が言ったり、

(いや、ものすごいんやって。なんで俺のこと好きなの?って疑問ばかりの彼が、好きでいてなんて。)

スサノオが荒ぶって、天岩戸に閉じこもったアマテラスがほんのり岩戸を開けたような、

暴風雨吹き荒れ倒してきたこの20年に、ほんのり凪の季節がやってきたかのような。

 

きっと期限があるからこその、素直な嵐を見てる気がする。

 

休止がなかったら、今までと同じ嵐だったと思う。

けど、私は今とても嬉しい。

 

好きでいることを、本人から背中押されたなんて初めてだ。

そんなことありえないと思ってた。

 

そんな未来が来たんだよ。

嘘みたいだけど。

 

だからほんとに。先のことは分からない。

智の気持ちだって、この先どう変わるか分からない。それは私も同じだ。

 

なら今のこのとても幸せすぎる時間を、ただ受け取りたい。

 

天岩戸が完全に開いて、この世に陽が差したのなら。今度は、晴れ間に降る雨が喜びを歌う。

squallのsong。

 

歌おうじゃないか。

あなたがファンの子と呼んでくれるなら。