ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

turning up 綺麗に閉じるより、可能性の種を撒く

 

ちょっと怒涛すぎて、ワタシったらあたふたしてる。

なんだか1人同じ場所でぐーるぐるまわってるんだと思ってたら、そんな人がいっぱいいて。

だよな!ファンの子たち!

って、見知らぬ皆さまと肩組みたくなった。

 

で、そんな奇跡に泣き笑いのような気持ちで、一等星を見た。

 

 

先日、智はもう個人仕事しないと思ってた。

と、だらだら書いたように。

嵐はもう、新しい何かをすることはないと思ってた。

大切に、大切に、『今までの20年』を宝箱にしまう作業をやっていくんだって。

あんどもあ‥なんてその際たるものだし、なによりも我々は、do you wanna ride!?って畳みかけられてる。

まだまだ『未完』だよ?なんて右頬あげて笑う人たちの背中を見送った。

それ以降は、嵐ってこんなだよね?ってまるで思い出のアルバムを1ページずつめくるような日々だったもんだからさ。

 

新しい何かなんて。

起こす必要もないだろうと。

 

だって、その方が綺麗じゃん。

 

あれだけ多方向の、掴めないアルバム作ってしかも無題untitledだなんて冠のっけて。

その上でまだ『未完』だからね。ついてくんの?って薄いカーテン引いたんだもん。

 

未完成の答え、ついて行った先を見るのは嵐が休止を終えたとき。

 

そうするのが妥当なストーリーだし、美しくまとまるんだろうなって。

 

深読み隊な私はそんなふうに思ってたから。

(braveに関しては、先々に決まっていたものの発売日のみの問題かと思ってた。)

 

だからさ。

YouTube解禁!ってなったときに、まるで『今更聞けない嵐』を丁寧に説明ような曲のチョイスに、そのライブバージョンに。

あぁ、これも宝箱のひとつなのね。

なんて、センチメンタルな穴の中でお花咲かせてたんですけども。

 

は?

新曲?!

 

 turning  up?

 

目ん玉開きすぎて乾きました。

口開けすぎて、虫はいるかと思った。

 

無念ながら、iTunesが出遅れたもので

わたしの初 turning upは嵐とのプレミア公開だった。

 

いや、チラ見はしたよ。

なんか撮影してたし、サビっぽいメロディも聞こえたよ。

 

けどさ。

 

もうただただ震えた。

なんなんだろう、この人らは。

国民的とかいわれて、POPアイコン化しても根っこにあるのはcool &soul だ。

トーキョー発なJPOPを世界にばらまいた。しかも、自分たちの20歳の誕生日に。

JPOPのヴォリューム上げろ!って。

シームレスに!って。

なんなんこの、高らかな宣戦布告。

しかもそれをこんな軽やかにやってのけた。

鳥肌たつわ。

 

2020.12.31

その期限は解けることないのだと思う。

 

だからこその、are you happy?のdriveの衣装だったのだと思う。

休止会見の後、初めて問いかけられた気がした。幸せなの?楽しめてるの?って。

それでも5人とも旅支度をして飛行機に乗ってしまうし、でもその姿は白い衣装で。

どこまでも続く空をバックに、まだ何色にも染まってなくて未定だし。

 

ついてくるの?ってオラついた人たちが、まごまごしてる私に、are you happy?乗る?って車横につけてくれたような。

 

向かう先が、宝箱への収納から世界になった。

日本の音楽、エンタメ背負って。

いっくよー!って、雷落としながら。

 

眠る5人から、智を起こした。

そうして始まる、夢の先の世界。

 

あ。

ってなった。なって、ぶわっと湧いた感情を奥歯でガリガリ噛んだ。飲み込めないから、多分歯の中に収納されてる。親知らずあって良かった。

 

私は多分、まだどこかで至極普通の願いを口した人を引き金にされることに怯えていて。

あの演出を彼ありきととらえてしまった事にもちょっとキツかった。

 

けど。

 

けど!!!!!

 

 

いつかノンタイアップの嵐の音楽聴きたいなぁ

ファンクなのもジャジーなのも欲しい。

どんちゅーのような、ホーン鳴りまくるような。大人な余裕かもしながらも、オサレな。

 

なんて思ってた願いが叶った。

まさか、このタイミングで叶うなんて思わなかった。

 

毎年、その年のシングルのカップリングで、アルバムの曲を占ってた。

 

 turning upで、嵐は明確に今後の姿勢を叩きつけた。

宝箱に大切にしまって静かに美しく閉じることよりも、我々のスタイルはこれですから!J-POPの嵐を世界で巻き起こしますから!

 

って。

 

ものすごい歴史的瞬間に、同じ景色をみたのかもしれない。

分厚いアルバムを閉じるよりも、untitledの答えの一つのように、可能性の種を撒いた。

 

嵐が、嵐だった。

ただただ、嵐が嵐でいた。 

 

それを目の当たりにして、私は。

震えて待つことすら忘れていたから、やっぱりあたふたしてドキドキして。

 

嵐だぁぁぁぁって、ワクワクしてる。