アラウンド35、辺りのりぼんっ子の皆様にはバイブルではないでしょうか。
最近、この完全版を読んでます。
矢沢あいの作品は、この『天ない』がきっとものすごくターニングポイントだったのではと思います。
これ以前の作品は、絵も違うしお話も葛藤ものが多い気がします。
不思議なもので。
本誌で読んで、単行本を買って、あんなに読んでたのに、ふと大人になってから読むとえらい突き刺さるんですよ。
アルバム増えた分。
多分、私にはこのヒロイン『翠』のように悲しかったらないて、嬉しかったら笑って、なんてできないのですけど。
だから主人公に感情移入なんかしないのですよ。
それでも、バイブルみたく思う。
泣いちゃうし、前はスルーした小さな場面にドキッとしたりする。
大人になってからだと、登場人物のそれぞれの気持ちがまた、わかるんですよね。
ワガママで意地悪で、嫌な女、だった志乃ちゃんが、不安で仕方なくて自信が持てないだけなんだ、とか。
文太の、実はものすごい包容力とか。
とはいえ、やっぱ翠にはなれないなーと思う。
でも、時々読んじゃう。
なんでだろなーって思ってたら、答えがありました。
完全版4巻。
解説を書いてるのは、なんとBUMPの藤原基央さんでした。
つまり。
そういうことみたいです( p_q)
主人公に感情移入できないのは、きっと、
憧れてるからなんだろな。
まさか、ビール飲みながら、20年後も読んでるなんて。
あの頃の私に言っても、信じないだろうね
うん。
↑ハワイ病