ちらかりほうだい。中身はない。

とっ散らかりながら、すきなものはすきとエモる場所(稀におかん)

とっちら ハワイ発売の今だから。振り返る『Anti-Anti』

若干追記。
誤字訂正。





ハワイブラスト、出ましたねぇ。
→昨晩から泣いてる人・°・(ノД`)・°・

私、デビュー当時の彼らは「へーまた新しくできたのか」って、ぐらいでしたけども。
それでもドキュメント見てたら、泣けてくるんですよね。

お前の立ち位置どこだ??って感じですけど、
ずーーーっと胸がいっぱい。(´□`。)

で、生粋サトシックな私ですけども、
このDVDに関しては翔さんに目が行くのですよ。
(智さんは第三の目が常に見てます。)

インタビューの言葉も、ぐっとなるものがあったか、結局は山好きだからか。


久々に、
「ガッツリ本音言ってますよ。
わりとオブラート破り捨てた系で」な、
翔さんの発言が、

あぁ。翔さんだわ。( ̄ー☆

と。

となるとね?
ああ言う話を聞いちゃうとね?

『AntiーAnti』が聞きたくなってしまいまして。
歌詞はこちらでどうぞ

04のいざなう、06AAA、08のAAAドームを引っ張り出してきました。
で、見比べてみる。


2015年の今から見るこの曲は、もどかしさがたまらないほどに渦巻いてるんですよね。


タンクトップ一枚で、ガシガシと踊りながら唸るような声で歌い上げる曲。

嵐?いや興味ないすね。
ジャニーズでHiphopって言うのもね

って、真っ向からの批判から始まる

ジャニーズと真逆のような位置にいる、HIP HOPとラップの世界。
それを当時の音楽的流行も手伝って、アイドルが本物も知らず真似事をしてやがる的なのを、翔さんはおそらく浴びてきていて。
オルナシ見てたら尚更。

そのアンチへの真っ向からの毒づき。

04AntiAntiは、若さも手伝ってのまさにナイフ的視線は、ぞくっとする。
(リアル、ギザギザハートの子守歌)←いやマジで思うよ。

けど、どっか切ない。

この頃は
、翔さんは、大学卒業した年ですかね。

小学生からずっと一緒の、周りの友達はそれなりの企業にちゃんと勤め出して、
なのに、自分のいる場所はまだまだ不安定で。

この先がないかもしれない、って焦燥感半端ない上で、Antiな言葉にガッツリかみついたこの曲。

→焦燥感、というか翔さん自身の葛藤が、もうどうしようもなかったんじゃないかな。
末期症状って言葉が、すごくそう思わせる。

若干、なかなか成果のでない自分たちを、嘲笑ってるみたいにも見えるんだよ。

けど行かなきゃしょうがない。
Lai-Kai-laiと通じるものがあるのかな。

ハワイで翔さんの言った「からまわる最初の五年」の最後の年。
そして、
「とにかく他のだれもやってないことを、他のグループがやらないこと、その一点」と、自分たちの居場所を、

川の流れ逆らって、人込みをかき分けて
(これ、翔さん的には“人ゴミ”だったんじゃなかろうか)
どんどんかわる街並みに、止まってなんかいられなくて。

と探し回ってたことを思うと(´□`。)



この曲前半の、噛みつき方がすごい牙なんですよね。

I must run on the way
その時まで その先まで

きっとたくさんたくさん、朝まで五人で話し合って見えてきた未来。
あそこまで行こうって、決めた場所。

そこに、I must run on the way 自分はこの道を行かなくてはならない、そう言い聞かせながらそんな外の声に反論してたんだろな。

だからかな。

あーもういい外野黙ってな
そこの飲み屋でIZM語ってな


まるで足んねーな 立てるアンテナ
君ら見てるの それはあさってだってんだ

How many girls did you get? 俺はこんだけ人数いるぜ
たかがアイドル風情がタイトル奪い取る 最速で奪い取る


この辺がなんか小気味いいんですよね。

大好きな、it,s so cute 二番煎じに通じてる感じで。

あーうるっせぇな。
お前らの“ラップっつーのは”なんて聞きたくねぇんだよ。
そんな小せぇ場所で、お前らが立ててるアンテナ
まったく明後日の方向なんだっての。
そんなんで、お前ら何人ファンいるんだよ。
俺にはこんだけいるんだぜ?
お前らばバカにしてる“たかだか”な“アイドル風情”が、
お前らのほしがってるもん、一瞬で奪い取ってやるよ
!!

的な。

あぁーー。小気味いい!!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
だから好きなんだ。



噛みつかれて、噛みつき返して、そして。



I'll go!!! You just wait. I must run on the way.
俺は進むから。お前ら、ただここで立ち止まって見てろ。
この道は進まなきゃなんないんだ。


It's not over yet. I must run on my way.
まだまだ終わってない。この道は進まなきゃなんない。

There's no need to know. What may happen to me.
俺に何が起きてるかなんて、理解してくれなくていい。

There's no need to stop. I want to look for me.
止まりたくはない。自分自身で確かめたいんだ。

その時まで その先まで



この辺の翔さんのブレなさ具合に、もう言葉が出ない。
一貫して口にする言葉は変わってないんだよ。
その上で08年の『Hip Pop Boogie』を聞くとね。

噛みつき返すというより、俺はこうだからって芯ができあがってる。

これが入ってるドリアラ
08年4月発売。
直前のAAAでは「Anti Anti」歌って、からのHIP POPっていうのが…(iДi)

翔さんの言葉の小粋さと、外野に対しての、受け止め方の変化に

THE櫻井翔

が垣間見えて、あぁーやっぱこの人はすごいなって。

こんなに面白く言葉を操る人を、そんなありふれすぎてる言葉でしか言い表せなくなる。

それだけ戦い続けてる人が、ぼそりとこぼす。

なんだかんだで 欲しかった安定(二人の記念日)

多分、これ翔さんのつぶやきなんだろな。

これがこの人の魅力なんだよ。


ハワイ見てから、こう辿ってくともう一周してハワイに戻る。
で、感慨深さを増すんですよ。

翔さんのブラストの挨拶、それから、涙をこらえた真っ赤な目。

15年で見せた涙の後ろに、やっぱりどうしても胸がいっぱいになるのです。