BRAVEがリリースされた時と同じ事をいう。
カイトが発売になるのら、2020年7月だろうなーって思ってた。えぇ。大方の予想通りだった。
ただこの流れ的に、カイト単体の配信だと思っていたし、その時のジャケはオリンピックの香りを十二分に纏ったものだろうと思っていた。
つか、そうあるための楽曲だと理解してた。
ところがだ、
ほんと、何が起こるかわからないよね。
オリンピックが延期になった。と、なればカイトは配信されないかもなぁ‥。
嵐が休止してから、残り香のように来年のオリンピックに合わせて、そっと配信されたりしてさ。
あぁ‥!って、その存在の空席にかすかに慣れた頃に、再び光が舞い降りたりするんだろうな。
とか思ってた。
それがだよ。
「カイト」7/29にリリースされるってんですよ。しかも、盤で。わかるか?盤が出るんやぞ?
え、何この大どんでんの奇跡。
その上「大野智の絵がジャケット」って?
身震いするわ、したわ、泣くわこのやろう。
智が絵を描く。
ってのがどのくらい智を見続けてきた人間にとっての喜びか、どうしたら伝わるんだろう。
24時間テレビのTシャツしかり、この度のワクワク学校オンラインでの自画像しかり、フリースタイル2以降で智が絵を描くことが、どれだけ見えない真綿に包まれていたか。紫舟さんがおおのと渦巻き書いた智にかけた言葉が、どれだけ刺さったか。
描かなくってもいいよ。
でも、描きたくなったらば、誰にも見せなくていいよ。仕事になんてしなくていいよ。
なんて、思っていたと言うのに。
ジャケ写に!となって、その絵をみたときに、細密画でも書き込んで色を重ねに重ねたこれまでの絵と一線を画すような引き算のカラフルな炎に、完全ひれ伏した。
なんだよもう。
強い、強いなぁ‥。
私の推しは、とても。
さぁ、時を戻そう。
オタが切望した「手元の盤」が、ニューステージな嵐からもたらされると思ってもなかった。
聞いた瞬間、ひょぉあ!?って喉から変な音が出たやんか。
Rebornも好きだ。one loveなんぞ原曲凌ぐ勢いだ。turning upもずっと聞いてる。りはぶさんも時々差し込まれてる。
それでも。
それでも。
新曲が盤で届くというのは、オタにとってこの上ない喜びであり、その日(フラゲ日)は有給を取るに値するし、MV再生するたびにうっかりJすとおおおむ!にビクッとなるし、そんな自分ににやけてしまうのよ。
あのビニールの切れ目を探してる真顔の中身がどれだけ躍り狂ってるか。
さらに。
さらに。
奇跡はおきてる。
奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!!!
“奇跡”ナメんじゃないよ!
がぶわぁっと沸き起こり、震えた。
MV付き盤で出ることすら、この奇跡‥!と思ったというのに
カップリングがあるんだよ?
え、いいの?
私、ずっとずっとその年のカップリングを集めて、次のアルバムの方向性を勝手に占ってはドキワクしていたのよ。
ブレイブにはカップリングがなかった。
悲観的になりがちなセンチメンタルな私は、それを「新たな音楽の方向性を示す必要性がない、と判断された」と受け取っていて、とにもかくにも、呆然としてしまってた。
(まさかその後に、たーになやRebornが来るとか予想もしてなかったんだけども。)
綺麗にたたむための期間だと、何度も思った今が、予想外にかき回されてまっっっったく、心の準備などできないでいる。
そんな中でも、どんどんと今だからと差し出されるコンテンツに、私はただただ素直に頷きはじめたもんだから、新譜の盤にカップリングがあるなんて、まるでなんの変わりもないような光景に愛しさと切なさで、心が強くなった。
もう何言ってるかなんの事かもわからなくなってしまうけど。
伝わるだろうか。
この、心からの感謝と興奮が。
私にとっての嵐の新譜発売日とは、1年に何度かある日々の彩りへ新たな色が注入される日であり、そこを目標にして私は日々を繋いでる。
新たな、“この日まで”が出来た、この光満ちる気持ちが多分。
来年の私を守るんじゃなかろうかと思う。